「生き金」と「死に金」の定義
これは2017年12月2日に配信されたメルマガ410号に加筆したものです。
【今週のテーマ: 生き金と死に金】
著書にも書きましたが、お金持ちになれる人となれない人の違いは「まず心ありき、そして知識と行動力」です。
「知識」として重要な事が「生き金と死に金」です。
お金持ちになる人は生き金を使います。
お金持ちになれない人は死に金を使います。
+++
では、この定義をご説明します。
この世のものには、資産価値があるものと資産価値がないものがあります。
資産価値があるものとは、買った瞬間またはずっと持っていると価値があがるもの。これらはさらに有形と無形に分けることができます。
例をあげると(例外がありますが)有形のものでは優良物件の不動産や優良企業の株式、金など。
無形のものでは、教育と健康。教育は言うにおよばず、あなたの頭のなかにあるものは誰も盗むことができません。
そして、多くの人が気が付かないのは、健康をないがしろにすると、介護離職や介護貧乏など、あなたの財産を失う可能性があるということ。
そして、これらの有形、無形の資産価値があるものに使うのが「生き金」です。
+++
一方の、貧乏人が使う「死に金」とは、資産価値がないものに使うお金、すなわち消費や浪費です。
資産価値があるものとは、買った瞬間、またはずっと持っていると価値が下がるものです。
これについては、各自の価値観が大きく影響します。
ただ、気づいてほしいのは、人間は自分がしていることを正当化します。そして、自分が今までしてきたことの積み重ねが今の自分を作ってしまったことに気づかない人々がいます。
したがって、あなたは正当化している人の行動の結果をみて、その正当化が正しいかどうか公平に判断しましょう。
+++
例えば、「芸能人のおっかけ」が趣味の人がいます。彼女たちの正当化は「ストレス発散」「夢をみさせてもらう」など色々とあるでしょう。しかし、私から見ると、芸能事務所の収益に貢献しているだけのムダだと思います。
同様に、パワースポット巡りをしている人も「癒される」と正当化しますが、私から見るとこの記事にあるような仕掛け人の企画にまんまと乗せられた孤独で無知な人々だと思います。その理由はお金と時間をもっと建設的なことに使ったほうが人生の運気と愛情運がアップするのです。
参考記事
http://toyokeizai.net/articles/-/199397?utm_source=Twitter&utm_medium=social&utm_campaign=auto
私が敬愛する弁護士先生は、「普段はタクシーに乗らず、そのお金を貯めて新幹線の時はグリーン車に乗りなさい」と教えて下さいました。
もちろん移動中に携帯電話をドンドン使って指示をだす立場の仕事の人はタクシーや運転手付きのクルマに乗ります。
しかし、普通の人の場合は公共の交通手段で充分です。しかし、新幹線ではグリーン車に乗ることにより、それなりの人々を観察することができて非常に良い学習になります。
私の場合は、車社会のアメリカで26歳からずっとメルセデスです。その理由は「安全をお金で買う」からです。メルセデスの前は当時アメリカで販売されていた日本車の中で一番ランクが高いクルマに乗っていましたが、ABS搭載のはずの車がスピンしました。その時に「車は安全性が大事だ」と痛感しました。
また20代から不動産投資をしてきた私にはメルセデスに乗るということは不動産投資家に見られるためにも必要でした。欧米では日本人の私達は年齢より若く見られます。これは投資の世界ではメリットはありません。そのため「メルセデスを買うだけのお金がある=不動産投資で成功している」という信頼につながり、良い物件情報を得ることができたのです。
+++
ここに述べたのは私の経験をもとに書いたものです。この投稿を読んで、腹を立てる人がいるかもしれません。その人は、自分が腹を立てているのは、ここに書いてあることが該当するからです。自分の行動に責任を持ち、客観的で公平に見ることができるような賢さと謙虚さを身に着けましょう。
【今週のポイント】
人生100年時代の到来です。
80歳まで働き、100歳まで元気で人生を満喫するためには、若いときからお金と時間を賢く使うことが大切です。
お金持ちは生き金を使い、お金持ちになれない人は死に金を使います。
さて、あなたはどちらでしょう?
(C)Copyright by Madam Ho. Al Rights Reserved.
無断で複写、転載は禁じられています。