マダム・ホーと一緒に英語でウォーレン・バフェット氏の伝記「スノーボール」を読もう(8)
バフェット氏が11歳の時に始めた最初の株で学んだ貴重な教訓
p>マダム・ホーと一緒にウォーレン・バフェット氏の伝記『スノーボール』を英語で読もう!(連載第8回目)
2009年3月29日配信マダム・ホーのメルマガ94号より
マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!
ウォーレン・バフェット氏の『スノーボール』
The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life
皆様、こんにちは。
地に足が着いた働くミリオネアで、
華僑富豪から教わった論語と風水研究が趣味の
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。
マダム・ホーは香港から日本へ行きました。
今週末に皆様とお会いするのをとても楽しみにしています。
さて、今日もマダム・ホーのメルマガに連載中のバフェット氏の『スノーボール』をお届けしましょう。
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週刊メルマガが人気の理由のひとつに、
日本でまだ翻訳版がでていないうちから
「マダム・ホーと一緒に原作を読もう」という
コーナーで、毎週少しずつバフェット氏の
『スノーボール』の内容をご紹介しているからです。
今年に入ってから、マダム・ホーはずっと
「マダム・ホーとして日本の皆さんに何ができるか?」を考えてきました。
その一環として、今年の2月8日配信のメルマガから
新コーナーを開設しました。
タイトルは「マダム・ホーと一緒に原作を読もう!」です。
マダム・ホーは「ビジネスのやりかた」に非常にこだわるのですが、
その理由は世界で通用する一流のビジネスマンになるためには、
小手先のノウハウではなく人間性が大切だからです。
これを理解していただくために一番良いビジネス書が、
バフェット氏の『スノーボール』だと個人的に確信しています。
ウォーレン・バフェット氏が世界的な大富豪だからご紹介するのではなく、
バフェット氏のビジネス倫理観と人生哲学を
日本の若い皆さんに見習ってほしいと思います。
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日本でまだ翻訳版が出ていない
原作を英語で読むことは、
読者の皆さんにとって
ビジネス書ブロガーの鹿田さんが言うように
「時代を先取りしている」ような
気分になります。
また、原作が1000ページもありますので
これを一人、英語で読むのは大変です。
でも、少しずつでもマダム・ホーの解説があれば
読みやすいですよね。
このコーナーが非常に人気なので
皆さんのご要望にお応えするために
こちらのブログでも「不定期」ですが
バフェット氏の本の部分を掲載することにしました。
では、今日は第8回目のエピソードです。
*** 以下は、2009年3月29日に配信されたマダム・ホーのメルマガ94号から引用します。(無断で複写、転載は禁じられています)***
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■ 新コーナー開設!マダム・ホーと一緒に原書を読もう!(8)
グローバルなビジネスマンや投資家をめざす人へ
マダム・ホーおすすめのウォーレン・バフェット氏の伝記!
2008年11月に私達夫婦が楽しんだビジネス本が、このウォーレン・バフェット氏の伝記『スノーボール』です。
「こうやって世界一の大富豪になりました」的なハウツー本ではなく、やはり「誠実さ、逃げない、ウソをつかない」という日々の態度が大切だという人生ポリシーをウォーレン・バフェット氏が持っていることを知り、とてもうれしくなりました。
The Snowball
こちら ⇒
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0553805096/madhosinsforb-22/ref=nosim
今日の印象にのこったシーンも、第8章です。
先週号ではバフェット家の慣習として、子どもが10歳になると東部へ父親が連れて行きました。
バフェット少年が「行きたい場所」として父親にねだった場所のひとつがNY証券取引所でした。
そこで見た風景がバフェット少年の将来を方向づけました。
その旅行から戻った後、バフェット少年は近くの図書館から『1000ドルを儲ける1000の方法』(すなわち、「ミリオネアになる方法」)という本を借りてきました。
その本を読んだバフェット少年は自分で計算をして人生計画をし、親友に「35歳までにミリオネアになるぞ」と宣言したのでした。
昨年11月に一橋大学での講演でお話したように、バフェット氏が初めて株を買ったのは11歳でした。
姉のドリスと共同名義でシティーズ・サービス社の株を3株ずつ買いました。
その後、株価が38ドル25セントから27ドルまで下がってしまいます。
毎朝、通学の途中、姉のドリスが「また値下がりしたわ」と言いました。
それを聞きながらバフェット少年は責任を感じていました。
株価が底を打って値を戻したときにバフェット少年は1株当たり40ドルで売却し、ドリスと二人で5ドルの純益をあげました。
しかし売却したすぐ後、その株は202ドルまで高騰しました。
11歳のこの経験でバフェット氏は次の重要な教訓を3つ学びました。
<その1>
買値にこだわりすぎないこと。
<その2>
少しの儲けにあせって飛びつかないこと。
<その3>
人のお金を運用すると投資がうまくいかないときは責められるので、よほど自信があるものしか人にすすめないほうが良い。
11歳で貴重
な教訓を体験したバフェット氏は、その後、投資で成功していきます。
このようにバフェット氏のお金年齢は、著書『世界の富める男達のお金と愛情の法則』(ダイヤモンド社刊)に書いたように肉体年齢とあまり差がありません。
一方、私達一般人が株などの投資を始めるのは20代や30代でしょう。
中には定年退職後に退職金を全額つぎ込んで新たなビジネスや投資に手を出して失敗する人がいます。
いたずらに投資をすすめているわけではありませんが、投資の本を多読しても体験が伴わなければ「投資のカン」を身につけることができないと個人的経験をもとに私は考えています。
「投資のカン」を磨く1つの方法は経験を積むことです。
そしてなによりも自分のリスク許容度と投資に関する自分の知識レベルを知る必要があります。
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*この連載の第1話からはマダム・ホーの公式サイトmadamho.comの左にあるカテゴリー「マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!」をクリックして、お読みください。
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