ウォーレン・バフェット氏の「スノーボール」をマダム・ホーと一緒に英語で読もう!(4)
バフェット氏のスノーボール(4)
2009年3月1日配信マダム・ホーのメルマガ90号より
マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!
ウォーレン・バフェット氏の『スノーボール』
The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life
皆様、こんにちは。
地に足が着いた働くミリオネアで、
華僑富豪から教わった論語と風水研究が趣味の
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。
シルバーウィークの連休はいかがでしたか?
こちらアメリカでは日本のように全員がいっせいに休暇をとることがありませんので、いつもどおりです。
さて、今日もマダム・ホーのメルマガに連載中のバフェット氏の『スノーボール』をお届けしましょう。
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週刊メルマガが人気の理由のひとつに、
日本でまだ翻訳版がでていないうちから
「マダム・ホーと一緒に原作を読もう」という
コーナーで、毎週少しずつバフェット氏の
『スノーボール』の内容をご紹介しているからです。
今年に入ってから、マダム・ホーはずっと
「マダム・ホーとして日本の皆さんに何ができるか?」を考えてきました。 その一環として、今年の2月8日配信のメルマガから
新コーナーを開設しました。
タイトルは「マダム・ホーと一緒に原作を読もう!」です。
マダム・ホーは「ビジネスのやりかた」に非常にこだわるのですが、
その理由は世界で通用する一流のビジネスマンになるためには、
小手先のノウハウではなく人間性が大切だからです。
これを理解していただくために一番良いビジネス書が、
バフェット氏の『スノーボール』だと個人的に確信しています。
ウォーレン・バフェット氏が世界的な大富豪だからご紹介するのではなく、
バフェット氏のビジネス倫理観と人生哲学を
日本の若い皆さんに見習ってほしいと思います。
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日本でまだ翻訳版が出ていない
原作を英語で読むことは、
読者の皆さんにとって
ビジネス書ブロガーの鹿田さんが言うように
「時代を先取りしている」ような
気分になります。
また、原作が1000ページもありますので
これを一人、英語で読むのは大変です。
でも、少しずつでもマダム・ホーの解説があれば
読みやすいですよね。
このコーナーが非常に人気なので
皆さんのご要望にお応えするために
こちらのブログでも「不定期」ですが
バフェット氏の本の部分を掲載することにしました。
では、今日は第4回目のエピソードです。
*** 以下は、2009年3月1日に配信されたマダム・ホーのメルマガ90号から引用します。(無断で複写、転載は禁じられています)***
■ 新コーナー開設!マダム・ホーと一緒に原書を読もう!(4)
グローバルなビジネスマンや投資家をめざす人へ
マダム・ホーおすすめのウォーレン・バフェット氏の伝記!
昨年11月に私達夫婦が楽しんだビジネス本が、このウォーレン・バフェット氏の伝記『スノーボール』です。
「こうやって世界一の大富豪になりました」的なハウツー本ではなく、やはり「誠実さ、逃げない、ウソをつかない」という日々の態度が大切だという人生ポリシーをウォーレン・バフェット氏が持っていることを知り、とてもうれしくなりました。
The Snowball
こちら
今日の印象にのこったシーンは、第6章です。
これはウォーレン・バフェット氏の父親、ハワード氏のストーリーです。
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1929年の大恐慌の数年前には株のバブルがあり、ハワード氏も1927年にユニオン・ステート銀行の証券マンになりました。
その2年後の1929年10月29日の株価大暴落では、当時のアメリカの国家予算の4倍近い140億ドルがたった1日で露と消えました。
ちょうど今と同じように、企業倒産と自殺が多発したそうです。
結婚して長女が生まれ、第2子であるバフェット氏が生まれたのはブラックチューズデーの10ヵ月後、1930年8月30日でした。
そしてバフェット氏が1歳の誕生日を迎える少し前、1931年8月15日にハワード氏が勤めていた銀行が倒産します。
妻と二人の子どもをかかえたハワード氏は失業し、次の就職先もない状態でした。
しかし、その2週間後にはハワード氏は2人の友人と共に証券ブローカーとして独立するのです。
大恐慌で株式市場に誰も寄り付きもしない時期ですから、非常に勇気ある行動でした。
起業当初の顧客は家族や友人達でした。
ハワード氏は客に比較的安全な株をすすめ、彼の会社は次第に成功していったのです。
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いつも申しますように勇気と無鉄砲は違いますので、それを理解した上で「ピンチはチャンス」に変える賢い行動をとってくださいね。
上記のハワード・バフェット氏と比較するのは恐縮ですが、私も失業のおかげでキャリア・チェンジをして今にたどりつきました。
そのため皆さんにも「100年に1度」といわれる今の時期をターニングポイントにしていただきたいと思います。
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*この連載の第1話からはマダム・ホーの公式サイトmadamho.comの左にあるカテゴリー「マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!」をクリックして、お読みください。
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