ウォーレン・バフェット氏の『スノーボール』をマダム・ホーと一緒に原作で読もう!(3)
バフェット氏のスノーボール(3)
2009年2月22日配信マダム・ホーのメルマガ89号より
マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!
ウォーレン・バフェット氏の『スノーボール』
The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life
皆様、こんにちは。
地に足が着いた働くミリオネアで、
華僑富豪から教わった論語と風水研究が趣味の
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。
今週の日本は新政権が発足し、日本の皆さんに明るい希望がでていることと思います。
明日からの連休をどう過ごしますか?
来月の風水セミナーにおこしのかたは、ご自分の部屋か職場の見取り図をこの機会にA4サイズで、方位をきちんと入れて作成しておいてくださいね。
さて、今日もマダム・ホーのメルマガに連載中のバフェット氏の『スノーボール』をお届けしましょう。
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マダム・ホーがあなたのために書き下ろす
週刊メルマガに人気がある理由のひとつに、
日本でまだ翻訳版がでていないうちから
「マダム・ホーと一緒に原作を読もう」という
コーナーで、毎週少しずつバフェット氏の
『スノーボール』の内容をご紹介しているからです。
今年に入ってから、マダム・ホーはずっと
「マダム・ホーとして日本の皆さんに何ができるか?」を考えてきました。
その一環として、今年の2月8日配信のメルマガから
新コーナーを開設しました。
タイトルは「マダム・ホーと一緒に原作を読もう!」です。
マダム・ホーは「ビジネスのやりかた」に非常にこだわるのですが、
その理由は世界で通用する一流のビジネスマンになるためには、
小手先のノウハウではなく人間性が大切だからです。
これを理解していただくために一番良いビジネス書が、
バフェット氏の『スノーボール』だと個人的に確信しています。
ウォーレン・バフェット氏が世界的な大富豪だからご紹介するのではなく、
バフェット氏のビジネス倫理観と人生哲学を
日本の若い皆さんに見習ってほしいと思います。
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日本でまだ翻訳版が出ていない
原作を英語で読むことは、
読者の皆さんにとって
ビジネス書ブロガーの鹿田さんが言うように
「時代を先取りしている」ような
気分になります。
また、原作が1000ページもありますので
これを一人、英語で読むのは大変です。
でも、少しずつでもマダム・ホーの解説があれば
読みやすいですよね。
このコーナーが非常に人気なので
皆さんのご要望にお応えするために
こちらのブログでも「不定期」ですが
バフェット氏の本の部分を掲載することにしました。
では、今日は第3回目のエピソードです。
*** 以下は、2009年2月22日に配信されたマダム・ホーのメルマガ89号から引用します。(無断で複写、転載は禁じられています)***
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■ 新コーナー開設!マダム・ホーと一緒に原書を読もう!(3)
グローバルなビジネスマンや投資家をめざす人へ
マダム・ホーおすすめのウォーレン・バフェット氏の伝記!
昨年11月に私達夫婦が楽しんだビジネス本が、このウォーレン・バフェット氏の伝記『スノーボール』です。
「こうやって世界一の大富豪になりました」的なハウツー本ではなく、やはり「誠実さ、逃げない、ウソをつかない」という日々の態度が大切だという人生ポリシーをウォーレン・バフェット氏が持っていることを知り、とてもうれしくなりました。
The Snowball
こちら
今日の印象にのこったシーンは、第2章です。
ITバブル崩壊前にそれを察知し、上手に売り抜けた富裕層の人々のなかには、この第2章で書かれているバフェット氏のスピーチを聞いたのかもしれません。
時は1999年、場所は高級リゾート地サンバレーです。
この文章を読むと、バフェット氏はたくみに比ゆを使って、わかりやすく話すようです。
私が好きな比ゆは次のストーリーです。
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ある原油の投機家が死んで天国に行くと、聖ペテロが次のように言った。
「あなたは天国へ来る条件を満たしているが、ひとつ問題がある。
天国では生前の職業によって区分けされていて、原油投機家の区間が満員だ。残念だがあなたを受け入れることができない」
すると投機家は聖ペテロに「ひと言、言ってもいいですか?」と許可を得て、こう叫んだ。
「地獄で石油を掘り当てたぞ!」
それを聞いた原油投機家達は、われ先に天国を飛び出し「石油」を求めて地獄へまっさかさまに落ちていった。
「ふむ、なかなか巧妙な方法だな。おかげで原油投機家の地区があいたから、天国へ入りたまえ」
すると彼は聖ペテロにこう言った。
「やはり私も彼らについて地獄へ行きます。だって、「うわさ」にも真実があるかも知れませんから」
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バフェット氏は当時のITバブルの加熱ぶりに警告を鳴らしたのでした。
このサンバレーで行われたバフェット氏のスピーチに招待されたのは、世界的大富豪など、ごくわずかの限られた人々でした。
参加者には、ビル・ゲイツ、ルパード・マードック、スティーブ・ジョブズ、俳優のトム・ハンクス、キャンディス・バーゲンなどそうそうたる顔ぶれでした。
このようにITバブル崩壊を回避した「あっちの世界の人々」には、信頼できる情報を得るチャンスがあるのですね。
さて、あなたが顧問料を支払っているコンサルタントは、このような情報を教えてくれるのでしょうか?
このサンバレーで行われたバフェット氏のスピーチは、アレン・アンド・カンパニーというブティック形式の投資銀行が主催し、ここに招待された客はオーナーのアレン氏が気に入った人々か、少なくともアレン氏がビジネスをしたいと思う人だけでした。
ここでのポイントは、ITバブル崩壊を回避した「あっちの世界の人々」のサークルに入るためには、あなたが富豪になることよりも、アレン氏のような富豪に信用される人間的資質を持つ必要があるということです。
特にグローバルな世界では、日本のように「有名企業の○○です」という肩書きやバックにある組織の名前ではなく、「あなたは何者か? 何ができるのか? 何をしているのか?」という個人の資質と信用力によって、あなたの可能性が広がります。
*この連載の第1話からはマダム・ホーの公式サイトmadamho.comの左にあるカテゴリー「マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!」をクリックして、お読みください。
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