シリコンバレーのマドルスルー
3月1日(木曜日)放映のNHK「プロフェッショナル」では、シリコンバレーで活躍する技術者 渡辺誠一郎さんをご紹介していました。
渡辺さんも、シリコンバレーで認められるまでは、大変なご苦労をなさったそうです。
このような苦労を乗り越えた人物に対して、シリコンバレーでは「マドル・スルー」(Muddle Through)といって、一人前として受け入れてくれるそうです。
私は言語学者ではありませんが、「マドル」って、なんとなく、「泥」(Mud)をイメージします。
すなわち、同じ日本語訳の「バタバタと、もがき、あがく」でも、水の中でもがくのは、光が水面を照らします。
しかし、「泥」の中だと、光を通しませんので、まったく先が見えない不安。その上、水より泥のほうが重いので、バタバタするのも、もっと大変です。
このような不安と困難に打ち克った人が、競争が激しいシリコンバレーでは認められるのでしょう。
でも、競争が激しくっても、今まで、出会った技術者の皆さんは、良い意味での自信がみなぎり、肩の力を抜いて、技術開発を楽しんでいるような印象を受けました。
やはり、一番好きなことをしていると、どんな激務や困難も、最終的に乗り越えて成功するのでしょうね。
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