人生100年時代のリタイアまでいくら必要か?4%のルール
【今週のテーマ:人生100年時代のリタイアまでいくら必要か?4%のルール】
これは2018年3月17日に配信したメルマガです。
今日のテーマは私の個人的な考えであり、経済的なアドバイスではありません。 ご質問のあるかたは、専門家にご相談くださいね。
約10年ほど前、日本で著述活動を始めた時から私は「リタイアまでに約1億円必要です」と提唱してきました。
その根拠は、当時の私は「人生90年まで生きる」と考えていたので、60歳でリタイアして年間の生活費が300万円だとすると、300万円✕30年間=9000万円。
それに物価上昇率などをいれて、ざっくり1億円と考えたわけです。
ここでの大前提は、住宅ローンを払い終わっていることと、子供達は成人して独立し老夫婦二人だけの生活であることです。
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今朝(2018年3月11日)に偶然見つけたアメリカの経済誌「マネーマガジン」の記事はこちらです。
http://time.com/money/5034017/6-things-no-one-tells-about-retiring/?utm_campaign=money&utm_source=twitter.com&utm_medium=social&xid=frommoney_soc_socialflow_twitter_money
この4番目の項目に「4%のルール」がでてきます。
この記事によると、株式や国債などで構成される個人のポートフォリオの4%をリタイアした初年度に引き出し、その後は物価上昇率を加味しながら引き出して生活すると、約30年後にはリタイア当初のポートフォリオ総額より増えていて「老後の資金が底をつく可能性が低くなる」のだそうです。
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これは朗報です。
なぜなら、リタイアした高齢者が恐れていることの1つが「老後の資金が底をつくこと」だからです。
私は素人ですが、素人なりに次のように考えてみました。
間違っているかも知れませんが、アメリカの金融商品は平均すると約7%で運用されていると思いますので、4%を生活費に使うと、あと3%残ります。
これを「72の法則」に当てはめると、24年間で2倍になる試算です。
仮に65歳でリタイアすると、24年後の89歳でポートフォリオが2倍に増えているといいですね。
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もちろん、アメリカの常識では「過去の業績が未来の業績になるとは限らない」と言いますので、これはあくまでも推定です。
一方、私達が健康に注意をしていて、65歳でもパートタイムで再就職できるならば、それが生活費の足しになります。
このように考えると、「人生100年時代」の老後も悪くないような気がしてきました。
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ただし、大前提として次の3点にご注意ください。
(1)リタイアまでに住宅ローンを払い終わっている。
(2)健康に気をつけていて、生活習慣病などの持病がないこと。
(3)若い時から副業や投資をして、複数の権利的収入や年金以外の収入源を確保している。
だから、若いうちに色々な経験をする必要があります。
ご興味がある方は、ホームページから私までご連絡くださいね。
madamho.com
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今日のテーマをこちらの動画でお話しています。
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【今週のポイント】
人生100年時代に生きる私達は、若いうちから色々なことを経験して老後に備えましょう。
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